2020年6月21日6:43に夏至を迎えますね!
最近、エレベーター使用を禁じられた ほしの恭世 です!(運動不足だから)
西洋占星術的新しい1年のはじまりである春分図は1年のムードを、その次の夏至、秋分、冬至は3か月のムードを表すと言われています。
今年はなんと、夏至になった後に蟹座で新月を迎え、その蟹座新月が金環日食(日本で観測できるのは部分日食)という。かなりスペシャルな日なんですよ。
蟹座新月の記事はすでに公開していますが、同じ日だからチャートも同じかというとそうではなく、時間が違えばハウスが変わってくるので、そのメッセージ性も変わってくるのです。
それでは夏至図から今後3か月のわたしたちへの影響を読んでみましょう。
この記事を読む前に、春分図の記事を読んでおいてくださいね。この1年の流れの中にある3か月のムードとなりますよ。
2020年6月21日の夏至図
こちらが6月21日に太陽が蟹座にイングレス(移動)し、夏至を迎えたときのチャートです。
見たことあるようなチャートだな〜と思ったら。
春分図とアングルがほぼ同じなんですよ…。
太陽のまわりを地球がぐるりとまわるのを4つに割っているようなものなので特に春分と夏至は似たようなアングルになるようのですが…(3年分見てみた)。
アセンダントが春分:蟹座28度42分、夏至:蟹座28度38分という…4分しか違わないという近さです!(記事を更新した後で調べたら来年も4分しか違ってませんでした…)
それでは、夏至図からのメッセージを読んでいきましょう!
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夏至図から受け取るメッセージ
新しいサイクルへの準備
これから3か月のムードを握る夏至図のアセンダントも春分図と同じ、蟹座の29度(数え度数)。
蟹座は、「心の基盤」「安心できる場所」「安心」「安全」「感情」などをつかさどるサイン。
太陽は、社会的には国のリーダーを。わたしたちにとっては、自分自身を表します。太陽のある12ハウスは目に見えないものをあつかう場所。裏社会や見えない敵なども表します。
月は、国にとっては民衆や世論。わたしたちにとっては、自分の感情となります。月は11ハウスの終わりに位置していますね。11ハウスは議会や政党。わたしたちにとっては、未来を考える場所となります。
12ハウスは、チャート内の最後のハウスであり、次の新しいサイクルの準備をするような場所でもあります。つまり、ここで区切りをつけて何かを終わらせ、新しい目標を設定していく段階でもあるということ。
情報や通信を表す水星も12ハウスにありますので、現在の状況に区切りをつけて新しいやり方を国全体でやっていこうという感じなのかもしれません。
12ハウスは、見えないものの場所ですから、ここでいう見えない敵とはやはり今年ずっとわたしたちが戦っているアイツですよね。
下手に動こうとするとアイツがヤバい!襲われるかも!という感じでもあるので、外出自粛が解除されたとはいえ、外に出ずにおとなしくしておこうという人が多い3か月となるのかもしれないですね。
抗わないで漂っておく
太陽と月に対して、火星と海王星がプレッシャーを与えています。
火星はアクセルであり強力に前に進もうとする力を表しますが、海王星は目に見えなくて曖昧に漂うような世界を表します。
火星と海王星は、司法や思想などを表す場所である9ハウスにありますから、真実って何?何が本当に正しいことなの?というところが刺激され、広げられて行きます。
ここが海王星のナチュラルハウスである12ハウスとの緊張関係ですから、「真実や思想もあっていいし、あるるかもしれないけれどまあいいじゃない。全部受け取っていけばいいじゃない。」というような力がわたしたちにかかっているような感じ。
わたしたちは、広がる海の中に浮かんでいるような状態ですから、そこで目的地を探すとかえって行く先を見失ってしまうかもしれません。この夏は漂っておこうくらいに思ったほうがいいかもしれません。
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多少の無理はよりよい関係をもたらす
国際社会やパートナーを表す7ハウスに制限を表す土星、雇用環境や義務、医療分野などをあつかう6ハウスに冥王星と木星。
これらが太陽と月に150度の角度をとっていますね。この角度は、スムーズな調和はありませんが、質の違う2つのものをあわせてなんとかしていく角度です。
雇用環境、働く環境や医療の見直しを多少無理をしてでもしなればならない、それが最終的にはわたしたちにとってのメリットとなるということを表しています。
国際関係や自分のパートナーに対しても、土星が筋トレみたいなことをわたしたちにするように言い、よりよい関係性を築くことができるということでしょう。
パートナーがいろいろ言ってくるけれど、それを聞いているうちに、自分の曖昧さに気づいて、2人の関係性がしっかりとしたものになるというようなこともあるかもしれません。
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トップへの反骨精神と自分の立ち位置の革新
政府や社会的な経験をする場所である10ハウスに、変化や革命を表す天王星があります。
改革をする人は、現状に対しての問題点を見つけ、そこに反発するエネルギーを使って新しい風を持ち込みます。天王星は、これまでのやり方に反発し、高い視点から見て革新的なやりかたをやり方を講じます。
例えば、会社の社長のやり方はおかしい、それならば自分がやるしか無いじゃないかとベンチャー企業を立ち上げる。そんな感じで、未来へと進んでいきます。
天王星は12ハウスの水星へサポートをしています。水星は情報・通信の他、若い世代を表してもいますから、新しいリーダーになりそうな人が、潜在的な若い世代の支持を得るのかもしれません。
勤めている会社の社長に隠れて若い社員が新しい会社へ行くことを決めていた…とか、職場の働き方改革を進めるために、隠れていた問題に風穴を開けていくような流れになったりというようなことが起こる可能性もあるかも…。
先のことを考えたお金の使い方と人間関係の見直しを
7ハウスにある土星と11ハウスの金星が調和関係にあります。
金星はワクワクするもの、恋人、生産性、経済やお金を、土星は制限や秩序をつかさどります。
国もわたしたちも、この先のことを考えて、無駄なことにはなるべくお金を使わないようにしようとするでしょう。
蟹座新月の記事でもこの2つの関係がもたらすものについて書きましたが、我慢をしているのではなく、スムーズに今ここで投資するのは違うだろうと派手なことはしないムードです。
この夏至図では、7ハウスと11ハウスで起こる調和ですから、他者との関わりや仲間との関わりにおいてもほどよい制限がかかり、自分が本当につきあいたい人たちがわかるようになるでしょう。
人間関係の削ぎ落としが行われる人もいるかもしれません。削ぎ落としといっても、恐れる必要はないですよ。自然の流れでそうなると思いますからね。
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夏至図のサビアンシンボルは?
夏至図も主要ポイントのサビアンシンボルを読んでみたいと思います。
太陽は毎年同じ度数になりますので、太陽以外のポイントを解説します。
月:双子座26度「森の中の冬霜」
- 厳しい状況の中で自分が求めている必要最低限のものがはっきりとわかる
アセンダント:蟹座29度「双子の体重を量るミューズ」
- 経験則や伝統などにとらわれない視点でものごとを観察し判断する必要がある
MC:牡羊座17度「二人のしかめつらした独身女性」
- 自分自身と対峙し、自分たちの置かれている状況を良く分析し理解する
まとめると…。この夏の3か月間、わたしたちは自分が求めているものを把握し、いまの社会の状況に自分を順応させながら、経験則にとらわれない視点でものごとを判断し、自分自身を分析するような時期となるということでしょう。
1年のムード(春分図)の中の、夏の3か月(夏至)。そして同じ日の午後の日食をともなう蟹座新月で約1ヶ月の影響を…と言った感じで、菱餅のように、重ねて読んでみてくださいね!
蟹座新月の記事はこちらです。
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