西洋占星術

大きな変容を迎えるとき【グレートコンジャンクションとトリプルコンジャンクション】

2020年のトリプルコンジャンクションとグレートコンジャンクションについて過去のデータをもとに詳しく読み解きます。グレートミューテーションについても!

西洋占星術に興味のある方は、もう耳にしたことがあるかもしれないグレートコンジャンクション。

2020年は何やらすごいぞ!と各方面からお聞きの方もいらっしゃるかもしれませんね!

早く書かなくちゃ〜と思いつつ2020年が明けてしまったのですが(汗)、このすごい星のビッグイベントについて書こうと思います!

なぜそんなにすごいのか?というと、2020年の木星と土星のグレートコンジャンクションに冥王星が関わっているから。

まずはこの記事に出てくる3つの天体(土星、木星、冥王星)について簡単に説明した後、グレートコンジャンクションとトリプルコンジャンクションについてお伝えしますね。

contents

3つの天体がつかさどること

この記事の登場人物(天体)は3人。社会天体と言われる「木星」と「土星」、そしてトランスサタニアンと呼ばれる土星の外にある3つの天体のうちのラスボス的存在「冥王星」です。

おひとりずつご紹介しましょう。

木星がつかさどること

2019年12月〜2020年12月山羊座木星期の社会的影響と心構え2019年12月3日に迎えた山羊座木星期。この木星の移動で、世の中を包むムードが変わってきます。これから約1年間、木星は山羊座を進み、現在、山羊座に滞在中の土星と冥王星と関わりながら、わたしたちを大きな変化の流れへといざなっていきます。木星の特性と1年の動きをお伝えしつつ、この1年の心構えをお伝えします!...

こちらの記事で木星はどんなことも拡大して発展を応援する星ですよと書きました。

木星はとにかく拡大して発展させようとします。吉星と言われるのは、こういった影響から。

何に対しても「いいね〜」と言う、どの天体よりも寛容で豊かで包容力のある天体なのです。

木星について
  • つかさどること
    拡大&発展、援助、成長、保護、幸運、楽観的、寛容、包容力、善、容認、肯定、リラックス、宗教、哲学、専門的な知識
  • 公転周期:約12年

土星がつかさどること

次に土星を見てみましょう。

土星は、とても厳格な天体です。ルールや責任、長い時間をかけて積み上げられることを取り扱います。

西洋占星術を知らない人も知っているほど有名になった「サターンリターン」は、自分のネイタルチャート(出生図)にある土星の場所に、空を運行中(トランジット)の土星が戻ってくることを言います。だいたい29歳〜30歳頃に迎えます(人によって違います)。

サターンリターンは試練のときと言われますが、これは土星が忍耐や制限を表すからなんですね(実際は他にも試練のタイミングがありますが…)。

土星について
  • つかさどること
    努力、秩序、ルール、制限、忍耐、責任、保守的、安定、権利、契約、組織の力、課題
  • 公転周期:約29年

冥王星がつかさどること

次にラスボス的存在の冥王星を見てみましょう。

冥王星は、他にも似た天体があるという理由で、2006年8月に惑星から準惑星になりましたが、西洋占星術では変わらず重要な存在です。

とても遠いところにある天体であり、動きが遅いため、わたしたちは日常生活で意識できないと言われていますが、ネイタルチャート(出生図)にハードアスペクトを形成していると、その影響はがっつり出ます。抗おうとしても抗えない状況に追い込まれます。

ですが、冥王星は必ず再生してくれる天体。その時は辛くても、生まれ変わって再び人生を歩くことができます。

冥王星について
  • つかさどること
    変容、破壊と再生、死、闇、こだわり、抗えない力、絶対的、強制、深刻さ
  • 公転周期:約249年

グレートコンジャンクションについて

それでは、いよいよ巷を賑わせている(?)グレートコンジャンクションとはなんぞやという話をしましょう。

これは社会天体である木星と土星が重なる(コンジャンクション)ことを言います。

上の情報にあるように、木星は約12年で、土星は約29年で12サインを一回りします。この2つは、約20年に一度12サインのうちのどこかで重なります。

木星は、小さなものでも拡大していきどんなことでも受容します。そして土星は、長い時間をかけてできあがるものを取り扱い、必要のないものはどんどんと削ぎ落としていきます。

この2つが合わさると何が起きるの?というと、木星がつかさどるもの、例えば宗教や専門的な研究や教育の分野において拡大されてきたことなどに、土星が必要のないものを捨てていく可能性や、あるいは、土星がつかさどる長い時間をかけて出来上がったもの、例えば伝統工芸や伝統芸能の分野において厳格に守られてきたものが、新しい広がりを見せる可能性もでてきます。

これ以上変わらないだろうと思われていたものが変わっていくんですね。こういった社会的な変化が約20年ごとに起きていることになります。

日本を含む世界での出来事を20年ごとに区切って見てみましょう。(長いので興味がない方は次の項目へ飛んでくださいね)

1940年〜59年の出来事

  • 日本軍のマレー半島上陸や真珠湾攻撃により太平洋戦争勃発。
  • バルバロッサ作戦の発動。独ソ戦の開始。
  • 日本海軍がミッドウェー海戦で大敗。
  • ノルマンディー上陸作戦。
  • 原子爆弾(核兵器)を実戦で初使用。
  • 第二次世界大戦終戦。
  • 国際連合設立。
  • 冷戦の始まり(アメリカに代表される西側陣営とソ連に代表される東側陣営の対立および各地での代理戦争)。
  • アジア、アフリカでの旧植民地の独立および独立運動。
  • インドとパキスタン、分離独立。
  • 第一次中東戦争。
  • アイルランド、イギリスから独立。
  • 北大西洋条約機構、設立。
  • 朝鮮戦争(1950年〜1953年)
  • チベット侵攻(1950年〜1951年)
  • サンフランシスコ講和会議、日本国との平和条約(1951年)
  • 日本の再軍備、自衛隊発足(1954年)
  • ワルシャワ条約締結(1955年)、東西の軍事ブロック化。
  • ハンガリー動乱(1956年)
  • スエズ危機(第2次中東戦争、1956年〜1957年)
  • チベット動乱(1956年〜1959年)
  • 地上での核実験が最も行われた時代。
  • ラオス、カンボジアなど植民地の独立が続く。

1960年〜79年の出来事

  • アフリカで独立国相次ぐ。
  • 中華人民共和国で、文化大革命。毛沢東の指導体制の下で大混乱をもたらした。
  • ベトナム戦争が泥沼化。若者を中心に、反戦運動が盛んになる。
  • ダッコちゃんブーム。
  • 日本でカラーテレビの本放送開始。
  • 日米新安全保障条約が結ばれる。
  • 東ドイツのベルリン中央部にベルリンの壁が縦断設置する。
  • 女優のマリリン・モンローが死去。
  • キューバ危機。
  • 米ケネディ大統領暗殺される。
  •  世界初の高速鉄道、東海道新幹線開業。
  • マルコム・Xが暗殺される。
  • 東南アジア諸国連合(ASEAN)結成。
  • キング牧師暗殺。
  • アポロ11号が人類初の月着陸。
  • ビートルズが世界的に、社会現象を巻き起こす。
  • ローリング・ストーンズ、ボブ・ディランも大活躍し、世界の若者に大きな影響を与える。
  • ビートルズ解散
  • ドルショックが起こる。
  • ウォーターゲート事件
  • ニューヨーク・ワールドトレードセンタービル(現:1 ワールドトレードセンター)グランドオープン。
  • オイルショック
  • 第1回サミットがフランスで開催。
  • アップルコンピュータが設立される。同年Apple IIを発表。
  • イギリスでサッチャーが国内初の女性首相となる。
  • マザー・テレサがノーベル平和賞を受賞する。

1980〜1999年代の出来事

  • 日本の自動車生産台数が世界一。
  • イランイラク戦争(80年に勃発し88年に停戦)
  • スペースシャトルの初飛行。
  • 天然痘の根絶宣言。
  • ジョン・レノン銃殺事件。
  • エイズウイルスの発見。
  • ファミコン発売やゲームウォッチのブーム。
  • ルービックキューブブーム。
  • マッキントッシュ発売。
  • 日本人の平均寿命世界一に。
  • バブル景気。
  • ブラックマンデー。
  • 元号が昭和から平成へ。
  • ベルリンの壁崩壊。東西ドイツが統一。
  • 米ソ冷戦終結。
  • ウォーリーをさがせ!ブームが起こる。
  • ソビエト連邦の崩壊。
  • フレディ・マーキュリーが死去。
  • ヨーロッパで欧州連合(EU)が発足。
  • 南アフリカ共和国で全人種参加選挙、ネルソン・マンデラが大統領に。
  • Windows 95発売。PC業界における一大ブームを巻き起こした。
  • 香港、イギリスから中華人民共和国に返還。
  • マザー・テレサ死去。
  • 世界初の量産型ハイブリッドカー、トヨタ・プリウスが発売。
  • ヨーロッパ単一通貨ユーロ登場。
  • マカオ、ポルトガルから中華人民共和国に返還。
  • パナマ運河、アメリカ合衆国からパナマに返還。

2000〜2019年の出来事

  • 2000年問題。
  • 朝鮮半島分断後、初の南北首脳会談。
  • 世界初の同性結婚法がオランダで施行。
  • アメリカ同時多発テロ事件発生。アフガニスタン侵攻。
  • iPod発売。
  •  EU域内12カ国、通貨をユーロに統合。
  • 初の日朝首脳会談。10月15日に拉致被害者5名が日本へ帰国。
  • イラク戦争開戦。サッダーム・フセイン政権崩壊。
  • ネパールで王制が廃止される。
  • リーマン・ショック。
  • バラク・オバマ、第44代アメリカ合衆国大統領に就任。
  • アラブの春。
  •  東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生。
  • なでしこジャパンがワールドカップで優勝。
  • アナログ放送終了。
  • ドナルド・トランプが大統領就任。
  • 元号が平成から令和に改元。

wikipediaより抜粋

どうでしょうか。20年ごとの世の中の動きがよくわかりますよね。この20年の前半にひとつの大きなテーマが浮上して広がりを見せ、後半10年で収束し次の時代へとゆるやかに変遷していくのがわかります。

1940年からの20年間は、とにかく戦いのとき。世界の各地で戦争勃発、世界大戦も起こりました。

1960年からの20年間は、戦いの時を経て、平和へと社会的意識が向き、物質的な豊かさが求められた時代です。日本も、終戦後の復興後、高度経済成長期を迎えます。

1980年からの20年間は、マッキントッシュやWindowsなどのコンピューターが発売され、家庭用ゲーム機も発達し、情報の取り扱い方が変わり始めます。

2000年からの20年間は、性別を超え、人種を超えた出来事が起き始め、さらにIT化が進んでいきお金が電子化されはじめました。リーマンショックのような大きな経済的出来事もあり、お金をどう取り扱うべきか?というところへも社会の意識が向きはじめた時代だったと思います。

直近の80年間を振り返りましたが、新しい流れのレイヤーが重なりつつ、時代が変遷していっているのがよくわかりますよね。

2020年に迎えるグレートコンジャンクションは、単純に木星と土星がコンジャンクションするだけではない、大きな節目となるのです。

グレートミューテーションで時代の流れが変わる

下の一覧は、グレートコンジャンクションが起こった瞬間を並べたものです。620年分調べました!(本当は700年分調べたのですが。笑)

グレートコンジャンクションが起こるサインのエレメントを色分けしています。サインの後ろにあるのはグレートコンジャンクションが起きた度数です。

前のエレメントで起きてるところは、切り替わりの時(何十年単位ですが)で、それから本格的に移行していきます。

この、グレートコンジャンクションが起こるエレメントが変わることを、グレートミューテーションと言います。どのエレメントでグレートコンジャンクションが起こっていたかを見ると大きな時代の流れがわかります。

グレートコンジャンクションの日付とサイン(日本時間)

※サインの後の数字はグレートコンジャンクションが起きた度数
  • 1603.12.18 4:12PM 射手座08°18’
  • 1623.7.17 8:00AM  獅子座06°36’
  • 1643.2.25 8:31AM  魚座25°06’
  • 1663.10.17 9:06AM  射手座12°57’
  • 1682.10.24 4:57PM  獅子座19°08’
    1683.2.9 10:37AM  獅子座16°43’ (逆行)
    1683.5.18 3:05PM  獅子座14°30’
  • 1702.5.22 6:14AM  牡羊座06°36’
  • 1723.1.6 12:33AM  射手座23°19’
  • 1742.5.19 1:59AM  牡羊座12°21’
  • 1782.11.5 6:44PM  射手座28°06’
  • 1802.7.18 8:06AM  乙女座05°07’
  • 1821.7.20 2:31AM  牡羊座24°38’
  • 1842.1.26 3:30PM  山羊座08°54’
  • 1861.10/21 9:44PM  乙女座18°22’
  • 1881.4.18 10:56PM  牡牛座01°35’
  • 1901.11.29 1:28AM  山羊座13°59’
  • 1921.9.10 1:13PM  乙女座26°35’
  • 1940.8.8 10:23AM  牡牛座14°27’ (逆行)
    1940.10.20 1:37PM  牡牛座12°27’
    1941.2.15 3:36PM  牡牛座09°07’
  • 1961.2.19 9:01AM  山羊座25°12’
  • 1981.7.24 1:15PM  天秤座4°56’
  • 2000.5.29 1:03AM  牡牛座22°43’
  • 2020.12.22 3:20AM  水瓶座00°29’
  • 2040.10.31 8:47PM  天秤座17°55’
  • 2060.4.8 7:31AM  双子座00°46’
  • 2080.5.15 10:32AM  水瓶座11°52’
  • 2100.9.19 7:34AM 天秤座25°32’
  • 2119,7.16 8:28AM 双子座14°51’
  • 2140.1.15 1:06AM 水瓶座17°04’
  • 2159.12.21 12:10PM 蠍座07°58’
  • 2179.5.28 12:19PM 双子座23°03’
  • 2199.4.8 7:40AM 水瓶座28°19’
  • 2219.11.1 8:09AM 蠍座14°41’

1601〜1800年の200年間は火の時代

この時代は、火のエレメントでグレートコンジャンクションが起こっていた時代です。

この時代の主なできごとは、日本では関ケ原の戦い、大坂夏の陣、島原の乱など。16世紀末(1590年代後半)から日本は朱印船貿易を始め、江戸幕府が築かれてからは各国との国交が活発だった時代です。

世界各国では宗教絡みの戦争や植民地支配が活発に行われた時代でもあります。独立戦争後、1783年にアメリカがイギリスより独立します。

自分たちが生き残るため、領地を増やし、力を蓄えていこうとした時代だったのだと思います。

フランス革命が起こったのもこの時代の最後(1789-1799年)。これは次の地の時代への準備と言ってもいいのではないかと個人的には思います。

1801〜2000年の200年間は地の時代

グレートコンジャンクションが地のエレメントで起こっていた時代は、物質的な豊かさを追い求めた時代。

世界各地で産業革命が起こり、ものを作り、経済的な豊かさを求め様々な改革がなされた時代です。日本では幕末を迎え、明治時代を迎えます。この地の時代の前半は、世界規模の大きな戦争が起こり、植民地を奪い合いました。

この時代の後半では、多くの植民地が独立を成し遂げますが、どれだけ自分の土地を持っているかというので権力を争うというのも地の時代を象徴しているように思えます。

近代国家が生まれ、大きな経済的成長と発展を遂げた時ですが、世界恐慌も起こりました。日本の高度経済成長期は、1954年〜1970年くらいまで。その後、オイルショックが起こります。

これもこの時代のできごと。良くも悪くも、経済が中心の200年間だったと言えますね。個人レベルでもどれだけ資産を持っているのか、どれだけのものを積み上げてきたのかがとても重要だった時代です。

あわせて、技術分野も大きな発展をしましたが、科学技術の発展が表面化してくるのは、1981年の天秤座、風のエレメントでのグレートコンジャンクション以降ではないかと思います。科学技術の発展は、風の時代の予兆といえるのではないでしょうか(ちなみに、スペースシャトルの初飛行は1981年のグレートコンジャンクションの3か月ほど前です)。

2000年の牡牛座でのグレートコンジャンクションは、地の時代の最終仕上げみたいなもの。お金の価値、物質的な豊かさの意味などが大きく変わっていく節目となったのではないかと思います。

2001〜2200年の200年間は風の時代

そして、ここからが、風のエレメントでグレートコンジャンクションが起こる時代へと突入します。

それぞれの時代は、ぱきっと切り替わるものではなく、グラデーションのように、入れ替わっていきます。エレメントが変わる時は、1回次のエレメントでグレートコンジャンクションが起きて、その後、仕上げのグレートコンジャンクションが起こるという流れ。

1981年に、天秤座でグレートコンジャンクションが一度起こり、2000年に地のエレメントでの最後のグレートコンジャンクションを終え(地の時代の仕上げ的なグレートコンジャンクションですね)、2020年の水瓶座でのグレートコンジャンクション以降、2200年までは、風のエレメントでグレートコンジャンクションが起こります。

風のエレメントと言えば、思い浮かぶのは「情報」。今すでに、携帯電話も発達し、誰もがパソコンなみの端末を持っていますし、情報を得るというハードルがかなり下がっていますね。

これからは、資産や物を持っていることを善しとする価値観から、どんな情報を得ていくか、どんな情報を発信していくか、誰とつながっていくのか、どれだけ役に立つ知識を持っているのかが大切になってくるでしょう。

火の時代は戦い、地の時代は蓄え、風の時代は分散させるのです。小さいすき間からも吹き込んでくる見えない風のように、自由に動き回るような時代になるのかもしれませんね。

2020年12月22日グレートコンジャンクションの影響

大きな時代の流れがあるよということがわかったところで、2020年に迎えるグレートコンジャンクションの影響を考えてみましょう。

下のチャートはグレートコンジャンクションが起こる時のもの。

2020年12月22日午前3時20分に水瓶座0度29分で木星と土星が重なります。

ところで、太陽系の惑星の配置ですが、水金地火木土天海冥または水金地火木土天冥海と覚えたと思います(冥王星と海王星が入れ替わっているのは、冥王星の軌道が楕円形なことが原因です)。

木星は拡大と発展をつかさどりますが、その先に土星がありますのであくまでの土星がつかさどる社会の範囲の中での拡大と発展となります。

水瓶座は、とても進歩的、革新的であり、個性や自由を尊重するサインです。テクノロジーもつかさどります。

少し話がそれますが、水瓶座の支配星は天王星。この天王星が牡牛座にイングレス(サイン間を移動すること)したころ、牡牛座のつかさどる物質的豊かさや経済に関わることが、時空も場所も超え、新しい発展をしはじめました。

仮想通貨や電子マネー競争に象徴される経済の新しいかたちがテクノロジーによりもたらされたのです。

また、昔から時給いくらというかたちでの雇用形態はありますが、「おっさんレンタル」や「レンタルなにもしない人」など、自分の個性を活かして自分の時間を提供しお金を得るというそれぞれの個性にフォーカスしたものが話題になったことも、天王星がもたらしたものではないかと思います。

2020年のグレートコンジャンクションは、木星と土星が水瓶座にイングレスした後に起こります。グレートコンジャンクションは「社会の変化」ですので、今後20年間の動きとして、水瓶座がつかさどるものが全体のテーマとなります。

  • 伝統的なものが時代にとらわれない独自のものへと発展する
  • 時間にも場所にもとらわれない生き方の加速
  • 社会が規律やルールという枠を超え自由なムードになっていく

このグレートコンジャンクションは、このようなことがテーマになっていくでしょう。

木星と土星は社会天体で他の個人天体ほどは、個人レベルに影響しないというのが教科書のセオリーですが、社会的影響は個人につながりますからね。

山羊座のような、現実的な個人という枠を超え、それぞれの個性を尊重しながら心をともにする人たちと協力しあっていくことを理想とするような社会へとなって行くでしょう。

わたしたちも、今までのやり方や実績をもとにしたやり方にとらわれず、これまでにない独自のやり方を意識して行く必要がありますね。

このグレートコンジャンクションが大きな節目となる人も多いと思います(出生図のどこでグレートコンジャンクションが起こるかによります)。

2020年のグレートコンジャンクションが特別なのは、先述のグレートミューテーションでエレメントが完全に変わるということに加えてもうひとつ理由があります。

その理由とは、このグレートコンジャンクションの前に冥王星と木星、土星の3つの天体が関わっているから(トリプルコンジャンクション)。冥王星の破壊と再生パワーが加わって、社会の変容を促すのです。

トリプルコンジャンクションについて

さあ、ようやくトリプルコンジャンクションの話までたどり着きました!(長かった…)

トリプルコンジャンクションとは、木星と土星と冥王星が同じサインに滞在することを言います。木星と土星に冥王星の破壊と再生パワーが加わって、社会の変容を促すと先ほどお伝えしましたが。

これがどれだけ珍しいことなのかというと…。

まず、冥王星の公転周期は約249年。人の一生の何倍も長い!

冥王星の不規則な軌道

そして先程少し触れましたが軌道が楕円形であり、他の惑星が太陽を真ん中に回っているのに比べ、冥王星は回る中心がずれているのです。

下の画像のように(動画を探したのですが適切なものがなかったので、こちらの動画より軌道の部分をスクショさせてもらいました。)

この画像を見ると、水金地火木土天冥海になっていた時期がわかりますよね。

惑星の軌道, 図, 説明

上のような軌道なので、冥王星はひとつのサインに均等には滞在しません。

冥王星はひとつのサインに、およそ12年から32年滞在します。公転周期の長い惑星は、サインにイングレスしただけで影響を及ぼしますが、破壊と再生をつかさどる冥王星のパワーの影響を32年も受けたらたまらないですよね…(この記事を読んでいる人が影響を受けたとしても16〜19年くらいですのでご安心?を!長いけどね!)。

トリプルコンジャンクションを600年振り返り

どれだけ珍しいの?と思い、調べてみました。600年くらいチャートをぐるぐると回して振り返ってみました。

1981年天秤座にてトリプルコンジャンクション

木星・土星・冥王星が同じサインに滞在するトリプルコンジャンクションは、近い過去で1981年天秤座にて。グレートコンジャンクションの2か月くらい後です(下のチャート参照。わかりやすいように3つの天体のみ表示)。

トリプルコンジャンクション, 1981年

1881年牡牛座にてトリプルコンジャンクション

その前は、1881年牡牛座でのトリプルコンジャンクション)。グレートコンジャンクションの約4ヶ月後です。この後ほぼ同時期に3つの天体が逆行!(おまけ情報)

トリプルコンジャンクション, 1881年

1682年蟹座にてトリプルコンジャンクション

その前のトリプルコンジャンクションは、1682年蟹座にて土星と冥王星のオーブはかなりゆるゆるですが…。グレートコンジャンクションはこの後、獅子座で起こっています。

トリプルコンジャンクション, 1682年

 

1445年蟹座にてトリプルコンジャンクション

さらにその前を見てみると、1445年、蟹座でトリプルコンジャンクション。1444年に蟹座でグレートコンジャンクションが起こった約1年後が3つの天体が一番近づいた時でした。

トリプルコンジャンクション, 1445年

もうひとつ前は、1383年の牡牛座でのトリプルコンジャンクションですが、チャートは割愛します。

そして迎える2020年のトリプルコンジャンクション

木星が山羊座にイングレスした2019年12月3日から、この3つの天体が山羊座に滞在し、近づいたり離れたりしながら、それぞれの星がコンタクトし、2020年12月のグレートコンジャンクションを盛り上げているように見えなくもない2020年の星の動き。

この3つの天体が山羊座に集まるのは、1284〜1285年にかけての数ヶ月のみ。734年ぶりのこと(日本は鎌倉時代)です。その時は、まもなくして土星が水瓶座に移動したので、2020年のように、3つの天体が同時期に近づくことはありませんでした。

2020年でもっとも3つの天体が近づく時を探してみると…(チャート回して近づいた時を選んだので正確な時間ではないですが)

トリプルコンジャンクション, 2020年

どうでしょう。先に紹介した画像の中で一番3つの天体が近くないですか。全部20度台ですよ…震えます(笑)

600年振り返った中では、575年前の1445年の近づき方が2020年に一番近いですが、それよりも近い!!!くっつきすぎ!

このパワフルなだんご3兄弟(古い例えですが)状態が3月に形成され、3月22日(上のチャートの)直後、2020年3月22日12:58に一旦土星が水瓶座へイングレスするため、同じサインではなくなりますが、2020年5月11日から土星が逆行し7月2日に再び山羊座に戻ります

そこからまた木星&土星&冥王星のだんご3兄弟in山羊座となり、これらの3つの天体がコンタクトしていき、最終的に2020年12月のグレートコンジャンクション後、このパワフルなユニットは解散していきます。

木星・土星・冥王星の関わり

木星・土星・冥王星の主な関わりをあげてみましょう。

エフェメリス(天文暦)によっては、少し時間がずれているものがありましたが、わたしが調べた正確なコンジャンクションは下の通りです。

  • 2020年1月13日 1:58 →土星と冥王星コンジャンクション(山羊座22°46’)
  • 2020年4月5日 11:43 →木星と冥王星コンジャンクション(山羊座24°06’)
  • 2020年6月30日 14:47 →木星と冥王星コンジャンクション(山羊座24°06’)
  • 2020年11月13日 6:37 →木星と冥王星コンジャンクション(山羊座22°51’)
  • 2020年12月22日3:20 →木星と土星グレートコンジャンクション(水瓶座00°29’)

トリプルコンジャンクションの影響は?

それでは、トリプルコンジャンクションの影響を考えてみましょう。

グレートコンジャンクションの影響をこのように先述しましたね。

  • 伝統的なものが時代にとらわれない独自のものへと発展する
  • 時間にも場所にもとらわれない生き方の加速
  • 社会が規律やルールという枠を超え自由なムードになっていく

ここに、冥王星の破壊と再生パワーが注がれると思ってください!

  • 伝統的なものが一度壊され、時代にとらわれない全く新しい独自のものへと変容する
  • 時間や場所という概念自体が根源から崩れ新しい概念が生まれる
  • 社会にある規律やルールという枠が破壊され自由で普遍的なものへと生まれ変わる

グレートコンジャンクションは、土星の枠組みの中で起こるものですが、そこに冥王星が関わることでありとあらゆる古いものが一掃されます。

ちなみに、土星が山羊座に入ったのは2017年12月20日です。ご存知の方も多いと思いますが、土星は山羊座の支配星。この土星は力を増している状態です。

そこにはすでに冥王星が滞在していましたから(ちなみに冥王星が山羊座に入ったのは2008年1月26日)、土星が山羊座に入って以降、土星がつかさどる責任やルール、常識を根本から見直して行く流れが起きていると言えます。

例えば「働き方改革関連法」は、2017年の土星が山羊座にイングレスする少し前に答申され、2018年可決、2019年施行です。これもこの星のイベントと連動していると思わざるを得ないほどぴったりの流れ。

今後も、政治がガラリと変わって法律まで変えていくというような、これまで当たり前だったもの、古き良きものとして守られてきたものですら変容していくと思われます。

冥王星の力には抗うことはできません。ですが、この冥王星による破壊の後は、必ず再生が待っていますので破壊と再生という言葉に悲観的にならないでくださいね!

個人への影響と影響を受けやすい人

個人レベルでも、これまで当たり前と思っていたものが壊されるようなできごとが起こります。

コツコツと働いて上へのぼっていくのが普通だと思っていたのに、新入社員が急に部長に抜擢される、会社へ出勤してもらう年功序列のお給料が最新テクノロジーにより数値化された個人の能力によって変わっていくなどなど。

自分が当たり前だと思っていたものが思い込みだったと気付かされたりするかもしれません。変容には痛みが伴うと言ったりもしますが、何が起きても、良い方向に活かすよう意識することが大切です。

古い家を壊して、更地に新築の家が建てられるとしたら、どんな家が建てられるかな?ってワクワクしません?このトリプルコンジャンクションは、あなたの土地に新しい家を建てるチャンスをもたらしてくれるようなものなのです!

そして、2020年12月に水瓶座で起こるグレートコンジャンクション以降、それぞれの個性を持ち寄り、上下関係のない心をともにする仲間と未来を見据えてつながっていくという流れが起きてくると思います。

意識すると良い3つのポイント

  • 自分の思い込みにとらわれないようにする
  • 目の前のことよりもよりよい未来にすることを意識する
  • 誰とつながれば自分の理想を実現できるかを考えてみる

影響を受けやすい人

このトリプルコンジャンクションの影響を受けやすいのは、活動宮に個人天体を多く持っている牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座の人たち。

もう実際に影響を身を持って感じてらっしゃるのではないかと思います。

出生図の冥王星がもともとハードに個人天体に絡んでいる人は、冥王星の抗えない力に慣れちゃっている部分があるので「死ぬわけじゃないしな…」「辛いけど生きてるし!」と思ったりしがちです(わたしもそれ…笑)。

グレートコンジャンクションが起こるハウスをみてみる

自分の出生図を調べられる方は、どのハウスでトリプルコンジャンクションやグレートコンジャンクションが起こるかをみてみてくださいね。

また、過去を20年以上、さかのぼることができる人は、関わりのある年のグレートコンジャンクションが自分の出生図のどのハウスで起きたのかもみてみましょう。

影響が出てくるであろうキーワードをあげておきますので参考にしてください。

ハウスのキーワード

  • 1ハウス:自分自身のあり方・性格・アイデンティティについて
  • 2ハウス:自分の稼ぎ方・物質的な豊かさ・身体能力について
  • 3ハウス:コミュニケーション・学び・言葉について
  • 4ハウス:家・家庭・家族・基盤となる場について
  • 5ハウス:自己表現・趣味・子育てについて
  • 6ハウス:仕事(雇用されている仕事)のやり方・健康管理について
  • 7ハウス:対人関係・恋愛関係・他者との関わりについて
  • 8ハウス:セクシャリティ・家系・夫婦関係・遺産・譲り受けるものについて
  • 9ハウス:専門知識・海外との関わり・探求したいものについて
  • 10ハウス:仕事・社会的地位・キャリアについて
  • 11ハウス:未来への展望・価値観をともにするコミュニティについて
  • 12ハウス:目に見えない世界・心との向き合い方について

まとめ

この記事のポイントはこちら!

  • 2020年のグレートコンジャンクションは水瓶座の0度で起こるよ!
  • グレートコンジャンクションが起こるエレメントが2020年から本格的に「風」に変わるぞ!(グレートミューテーション)
  • 木星と土星のグレートコンジャンクションに冥王星がコンタクトしていくから、今までのあらゆる概念が壊されて再構築される可能性大!
  • 自分の出生図のどのハウスで起こるかを見て備えよう!

本を書くような勢いで長文を書いてしまいましたが…。全部読んでくださった方、ありがとうございます!

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ほしの恭世
ほしの恭世
星とカードの翻訳家。九星気学アドバイザー。カードリーダー。西洋占星術とタロットと九星気学を使って星とともに人生を歩んでいます!インドでアーユルヴェーダを学び、目に見えない世界を大切にする心に触れ、興味のあった占星学を学びはじめました。それから流されるままに星にまみれ、無駄な抵抗を辞めて宇宙にサレンダー中。人生の岐路に立った人を応援するために情報発信中です。 詳しいプロフィールはコチラ(長いよ!)。