唐突ですが…神社は好きですか?わたしは好きです!
以前から神社は好きでよく行っていたのですが2年ほど前に御朱印を新調してから神社にお参りしたときはいただくようにしています。
神社へ行くと必ず御朱印をいただいているわけではないのでぼちぼちの更新になりますが、これまで行った神社と御朱印を紹介していこうと思ってます。
その前に神社についての豆知識を簡単にご紹介したいと思います!
信仰のはじまりは自然への畏怖と畏敬の念から
古代にさかのぼると、畑を耕し作物を作っていた人間は、どうして起こるかわからない自然災害や言葉で説明できない事象に対しての恐れを持っていて、自分たちが潤沢に作物を得て健やかに暮らせるよう自然に対して祈りをささげていました。この自然に対する畏怖と畏敬の念が信仰のはじまりです。
日本人は無宗教だ。自分は無宗教だ。と言う人が多いです。
國學院大學21世紀COEプログラム「神道と日本文化の国学的研究発信の拠点形成」にある「日本人の宗教意識・神観に関する世論調査 」によると、信仰や信心を持っていないという人が7割いるのにも関わらず、7割以上の人が初詣に行ったりお墓参りをしているそうです。
このことからわかるのは、日本人は、宗教への馴染みはなくとも信仰をする心を持った民族ということなのでしょうね。
神様とは何か?
「神様とは何か?」という問いに答えられる人はどれくらいいるでしょうか?
小さい頃から悪いことをしたらバチが当たるよ!なんて言われて育ったので、どこかで神様が見ているという意識は誰もが持っていますよね。逆に地獄があって閻魔様がいるというのも…(笑)
七夕で書いた願い事の短冊はなんだったのだろうか?いただきますってごはんを食べる前に言うのは?サンタさんの手紙は?と次々に疑問が湧いてきます。ある意味、当たり前すぎて説明できないようなもの。それが神様なのではないでしょうか。
以前、イスラム教の方と神様について話をしたことがあるのですが「神様は本当にいるよ!」と熱く語っていましたし、ヒンドゥー教の方も季節ごとの風習や個人的行事にお祈りは欠かしません。
彼らは毎日、純粋にお祈りをしています。自身と家族のために友のために、世界のために祈っているのです。
宗教や信仰により神のあり方はいろいろですが、突き詰めていったら、どの宗教もきっと同じところにたどり着くのだろうなと思います。
では、日本の神様は?となると、わたしも勉強不足の身なので…。出雲大社紫野教会の協会長である中島隆広さんが書かれていた一節を引用させていただきますね。
神道の場合、常に古事記や日本書紀と書物の中に出てくる「神話」が基本になります。その神話を見ていきますと、天地が開かれた時に、最初の神が生まれます。そしてイザナギ命とイザナミ命の二柱の神が生まれ、結婚してまずは日本列島の島々を生みます。その後、土の神、家の神、海の神、風の神、木の神、山の神、穀物の神、火の神などなどたくさんの神が生んで、日本の国ができてきます。つまり、私たち人間も含むこの世のすべてのものは、神さまから生まれてきたものということなのです。人間は神さまの子孫であり、神さまは人間のご先祖である、ともいえます。
キリスト教のゴッドやイスラム教のアッラーの場合は創造主、絶対主ということですので、ゴッドは創造者、人間は非創造者になります。ゴッドは圧倒的に偉い存在ですが、いいかえるとゴッドと人間の差は隔絶したものになります。
これに対して神道では、人間は神から生まれてきたものですから、もっと近い、親しい関係になります。親子のようなものといえるでしょう。これが神道の神の特徴であるといえます。(出雲大社紫野教会の「神道での神とは何か?」より引用)
わたしの個人的な考えは、神様がいるかいないかという点で言うと「いるかもしれない」と思いますし「祈るという行為自体にスピリットが宿っている」のかなという感じがします。
以前、ある新興宗教の方が母の病室に入院されていて熱心に誘われましたが「わたしの中に神様はいますので入信はしません」とお断りしたことがあります。
今でもわたしは、心の中にも神様のような存在がいれば十分だと思っています(母が死んだときは神様なんかいない!と思いましたが…)が、神様がいるとされている神社へ行く時間を持つのは、自分の心と向き合うときでもあるからだと思っています。
コンビニよりも多い神社仏閣の数
神社やお寺がコンビニの数より多いって知ってますか?
先日、法事をした際に「お寺や神社はコンビニの数よりも多い」とお寺の住職からお聞きしたので実際の数はどうなんだろうと思い調べてみました。
2020年1月の新聞記事で、コンビニの数が初の減少という記事がありましたが、大手7社のコンビニの数は全国で約55000店ほど(日経新聞の記事より)。
文化庁の宗教統計調査によると、神道系(神社)が約85000、仏教系(寺社)が約77000という数!
住んでいる地域にもよりますが、道を歩いていてコンビニよりも出会う確率が高いわけですから見かけたらぜひお参りをしたいものですね!
余談ですが、わたしのお寺の住職さんは、お寺の前にある掲示板をぜひ見てほしいとおっしゃってました!(仏教伝道協会が行っている「輝け!お寺の掲示板大賞」というSNSを使ったイベントも面白いのでぜひ見てみてください)
わたしが神社を好きな理由
わたしは、特に家が信心深いというわけではなく、初詣や七五三、厄年の厄払いといったごくごく一般的な参拝しかしたことがありませんでした。
しかし、祖母がよく神社に行っていたような記憶があり、一度、実家に神棚が出現したことがあったような気がします(記憶があやふや)。いま思うと、祖母の仲良しさんに信心深い方がいて、その人の影響もあったのかもしれませんが、幼い頃のわたしは祖母はよくお詣りする人だなと思っていました。
わたしは大人になってからどれくらい神社に行っていたかというと、
- 初詣のとき
- その土地へ引っ越してきたときにその土地の神社へごあいさつ
- 旅先に有名な神社があったとき
- 転勤が決まったとき
- 転勤先から一時帰国したとき
くらいしか神社に行ってなかったのですが、九星気学を学び恵方詣りに行くようになってから、でかけた先に神社があったら寄るようになりました。
2年ほど前に自宅にも神棚(神様コーナーのような場所。その話は、こことここにあります)を設け、その頃から御朱印集めも再開しています。
全国各地のいろんな神社に参拝していますが、わたしが神社好きな理由は大まかに言うとこんな感じ。
- 浄められた空気が漂っていて(そう感じない神社もありますが)気持ちがすっきりする
- 民俗学が好きなので古代からの風習(お祭りなど)と密接なつながりがあるという点でかなり心が動かされる
- お参りに来る人が自分のことだけでなく誰かを思ってお参りするというのが好き
神様なんかいない!と思った経験と神様がいるかも?と思った経験をしたこと、そしてインドで暮らした数年の間で信仰というものについて深く考えさせられたことから「神様のような存在があると思うことって大切なこと」だと思うようになりました。
というわけで、これからわたし自身も日本の神様の勉強をしつつ、巡った神社の記事も書いていこうと思います!
おすすめの神社があったら、ぜひ教えてくださいね!(Twitter @834nk)